FASID 一般財団法人国際開発機構

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研究報告会

FASID奨学金の受給終了後は研究活動や成果等について報告・発表の機会を設けています。
本プログラムやテーマにご関心をお持ちのみなさまに 幅広くご出席頂けます。
(報告者のタイトルは開催時点)

FASID Scholarhip Program: Assistance for Higher Education


 
                  沖縄・久高島遠景

2025年8月1日(金) 12:30~13:30         オンライン(Zoom)   
くわしくはこちらへ  案 内 状  要旨など

 
このたびは  鈴木貴明氏(5期)を迎えます。
鈴木氏は、これまで救急医療を軸足に国際医療協力を続けてこられました。
現在は、人口200人に満たない沖縄・久高島で島医者として島民のいのちと暮らしを支えています。
そこに広がるのは、途上国の保健医療現場と 驚くほど共通する課題構造。
限られた資源、住民参加、現場発の仕組みづくり。日本の離島医療とグローバルヘルスの現場は、実は地続きです。 
国際協力の視点で「小さな島」から世界を考える、そんな対話の場にご期待ください。




~ 報告者・鈴木氏より ~
2015年、ラオスのボランティア救急隊と出会い、住民自らが立ち上がる救急医療の力と課題に感銘を受け、現場で生まれる実践をいかに社会の仕組みや政策につなげるかを模索してきました。

             ラオス活動時(鈴木氏提供)

2017
年からの博士研究では、住民主体EMS(救急医療サービス)のアウトカムや社会的インパクトを数値化し、政策的にも有用なエビデンス創出に取り組みました。続くJICA草の根技術協力事業(2021-2024年)では、現地行政や住民と協働し、通報体制や人材育成など多面的に支援。

生存率だけでなく、活動の質や持続性を高める“共創”を重視しました。2024年からはトヨタ財団の助成で、EMSの持続可能性と組織・制度課題にも挑戦しています。
本報告会では現場発の知見を通じ、国際協力の今後を皆さまと考察します。


 案 内 状 
2025年8月1日(金) 12:30~13:30         オンライン(Zoom)  

(すずき たかあき)
救急科専門医・指導医、公衆衛生専門家。国立国際医療研究センター、筑波大学附属病院で 10 年以上にわたり救命救急の最前線に従事。2015 年以降はラオスをはじめ ASEAN 諸国全体で、救急医療体制の構築・強化支援に注力。ラオスでは住民ボランティアEMS の現場調査・伴走支援を行い、JICA 草の根技術協力事業ではプロジェクト・マネージャーとして立案・主導を担った。筑波大学大学院で博士(公衆衛生学)を取得(FASID 第 5 期奨学生)(詳細フライヤーご参照


参加無料  (事前申込制)         
キーワード: 救急医療、公平なアクセス、住民参加、制度設計、社会実装

 締切り:7月30日(水)

*報告者への質問も歓迎です
(博士の学び、公衆衛生分野でのキャリア構築、
沖縄・久高島での研究はどのように?
 申込フォームからお寄せください。当日おこたえします。)

 
  お申込みはこちらから  


ご案内等
・当日のカメラOn/Offはご自由です。質疑応答時には、カメラOnをお願いします。
・本報告会の録音、録画、スクリーンショットや撮影等はご遠慮ください。
・zoomアドレスの送付:前日迄に(gakui@fasid.or.jp)よりお送りします。
 同来信を受信できるように、ご設定ください。

留意:hotmail.com, outlook.comなどMicrosoft系フリーメールに、当財団からメールが
 送信できない場合があります。ご面倒ですが、連絡がつきやすいよう、上記以外のメール
 (フリーメールであればgmail等)をお使い頂きますよう、よろしくお願いします。


主催・お問合わせ: FASID奨学金プログラム事務局 担当:服部
emailアドレス: gakui@fasid.or.jp




       ---   FASID Scholarship Program   ---

〔 これまでの 開催〕*所属・タイトルは開催時のものです

【参考】【 案 内 状 】【プログラム
2024年11月17日(火)午後   
            (報告者・講評者はFASIDより。オンライン・zoom)
報告者:吉田 奨 
     Green Climate Fund:GCF (緑の気候基金)
     Independent Evaluation Unit, Evaluation Specialist
     FASID奨学金プログラム(9期生)
      政策研究大学院大学(GRIPS)
      博士課程Global Governance Program (G-cube)
講評:髙橋 和志氏 政策研究大学院大学(GRIPS)G-Cube ディレクター・教授
テーマ: バリューチェーン強化による農村開発の可能性
       ブラジルにおける大規模RCTを用いたマッチンググラントの効果検証

キーワード:農村開発、バリューチェーン、マッチンググラント、RCT、
ランダム化比較試験、貧困削2022年7月1日(金)午後
7月1日(金)午後


【参考】【  案 内 状  】
2022年7月1日(金)午後 (於FASID)
報告者 永井 陽右  (於FASID)
          NPO法人 アクセプト・インターナショナル 代表理事
            FASID奨学金プログラム  8期生 / 早稲田大学社会科学研究科 博士号 (社会科学)
テーマ:第3世代DDRにおける「社会復帰支援」の検討
       ―アル・シャバーブ投降兵への取り組みを事例として―


【参考】 【 案 内 状 】
2021年11月19日(金)午後 (オンライン・zoom) 
報告者:小杉 穂高    当日は、ケニアから報告されました。
                            UNICEF Kenya Country Office, WASH Officer
           FASID奨学金プログラム(6期生)/
                             東京大学大学院 医学系研究科 国際保健学専攻 博士後期課程修了
 テーマ: ポジディブ・デビエンスによる望まない妊娠と性感染症予防
       −ウガンダでのコンドームとホルモン配合避妊薬併用法の促進−

小杉氏は博士後期課程在籍時から、在外(ウガンダおよびケニア)
国際機関(UNICEF)に勤務されつつ研究・博士論文執筆を進めました。
2学年次の令和元年度 実務と研究の両立が評価され、東大総長賞を受賞されました。
参考 https://www.fasid.or.jp/_files/scholarship/6ki_KOSUGI_gaiyo.pdf
       (東京大学websiteへ) https://kimino.ct.u-tokyo.ac.jp/4164/


 【参 考】【 案内状 】
2019年11月25日(月)午後 (於FASID)
報告者: 森 純一 国際協力機構(JICA)研究所 研究員
      / FASID 奨学金プログラム (2期生) 英国カーディフ大学博士号取得(社会科学)
テーマ:「ベトナムの技能形成戦略の課題と方向性」
     -スキル需要の停滞と「政策借り入れ」の問題-


【参 考】 【 案内状 】
   2019年8月8日(木) 午後   (於FASID)
   報告者: 松田 宜彦 フロリダ国際大学経済学部 助教授
       / FASID 奨学金プログラム (3期生)
       University of Wisconsin-Madison
       Department of Agricultural and Applied Economics
       Ph.D. in agricultural and applied ecoomics 
   テーマ  「ソーシャルネットワークとオンラインジョブポータルから労働政策を考える」
       -バングラデシュとパキスタンの事例-
          

【参考】 
2017年1月18日(水)  午後   (於FASID)
報告者:森 純一  FASID 奨学金プログラム(2期生) 英国カーディフ大学社会科学部博士課程3年
テーマ:『需要主導型』パラダイムを超えたスキルミスマッチの再考 
            -ベトナムにおける動的な技能形成を目指して-

 
  【参考】 
2015年12月11日(金) 午後 (於FASID)              
 報告者:吉川 愛子 FASID 奨学金プログラム (2期生)
       政策研究大学院大学(GRIPS) 国家建設と経済発展プログラム (博士課程2年)
テーマ:「移住・労働者送金が母国家計の資本投資に与える影響」
 

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