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第26回(2022年度)受賞作品


第26回 国際開発研究大来賞 決まる


第26回(2022年度) 「国際開発研究 大来賞」(おおきた賞)は下記作品の受賞に決定しました。
多くの皆さまより ご推薦・応募 参加をいただき、ありがとうございました。
詳しくは【第一報】をご覧ください。


【 第一報 】        受賞作品紹介リーフレット

 
本事業には、公益財団法人 三井住友銀行国際協力財団より助成を受けています。

表彰式・記念講演会

国際開発の分野における研究奨励と促進 良書の発掘に資するため国際開発のさまざまな課題に関する優れた指針を示す研究図書を顕彰する第26回「大来賞」表彰式典・記念講演会が、2023年1月11日、当財団セミナー・ルームおよびzoomによるオンラインを利用したハイブリッド形式によって、開催いたしました。このたびの式典についても感染症拡大予防にあたり、ご来場者様については審査委員、受賞者、同関係者、受賞作品出版社に限らせて頂き、多くのみなさまにはオンラインを通じてご参加頂きました。感染症蔓延前迄は式典後に会場において開催していた懇親会も、中止といたしました。

表彰式では、本賞審査委員長・国際開発機構理事長 杉下恒夫による講評に続き、今年度受賞作品『難民とセクシュアリティ』の執筆者である工藤 晴子氏へ、賞状、正賞の楯ならびに副賞が贈られました。そして、受賞者である工藤 晴子氏により『難民とセクシュアリティ』と題する記念講演が行われました。講演後は、オンラインによる参加者の方、および会場内それぞれから質問を受け付け、工藤氏による丁寧な応答説明がなされました。

続いて、審査委員のお一方であり、今回「受賞作品 選評」を執筆賜った滝澤三郎委員よりコメントを頂戴しました。滝澤委員は、UNHCR駐日事務所における初の日本人代表を務められたわが国における難民分野の第一人者でいらっしゃいます。次に、受賞作品出版社の明石書店代表取締役社長 大江道雅様から、ご祝辞を頂戴しました。続いて、本賞事業は、公益財団法人三井住友銀行国際協力財団様による、長年にわたるご支援についてご紹介とともに、感謝を申し上げました。

そして、来年度は第27回について既に募集を開始していますので、良書のご紹介・ご推薦をご案内を差し上げまして、閉会といたしました。
みなさまのご参加・ご協力、まことにありがとうございました。
今後とも、本賞事業につきまして、どうぞよろしくお願い申し上げします。
前列左から
小井土彰宏氏・亜細亜大学教授 一橋大学名誉教授、工藤晴子氏、
審査委員長 FASID杉下恒夫、審査委員 滝澤三郎氏、

後列左から
辛島悠氏・明石書店、審査委員 大野泉氏・政策研究大学院大学 教授、
大江道雅氏・明石書店代表取締役社長、審査委員 北野尚宏氏・早稲田大学理工学術院教授、
審査委員 絵所秀紀氏・ 法政大学名誉教授、審査委員 藤田伸子・FASID専務理事 
 
賞状贈呈
左 審査委員長・FASID理事長 杉下  右 受賞者 工藤晴子氏
 
楯贈呈
左 審査委員長・FASID理事長 杉下  右 受賞者 工藤晴子氏
 

第26回 正賞 楯

 
 
講 演
「難民とセクシュアリティ」 工藤 晴子

近年、人道支援において「LGBTIQ+難民」の保護は重要課題として認識されるようになっています。しかし、セクシュアリティに関する規範は人の移動の過程において、むしろ排除の機能をもってきました。性的マイノリティの人々の移動、とりわけ強制移動と呼ばれる現象のなかにセクシュアリティの問題がどのように規定されてきたのか、また、性的マイノリティの人々が難民として移動する経験について、米国での調査をもとにお話しします。(工藤)
 
表彰式・記念講演会用資料
3.記念講演会 レジュメ (1枚)
 
 
 
 
 

受賞者の言葉・執筆者略歴

 
受賞者の言葉 工藤 晴子(くどう はるこ)
 このたびは、国際開発研究大来賞を受賞させていただき誠にありがとうございます。審査員の方々、出版にご尽力いただいた明石書店の方々、本書の研究に対してご指導くださった伊藤るり先生と小井土彰宏先生、長く支えあってきた研究仲間に心より感謝申し上げます。また、アメリカでの調査において、それぞれの移動の経験を教えてくださったみなさん、移民・難民支援団体のみなさんに、この場を借りて深く御礼申し上げます。
 現在、わたしたちの多くは難民・強制移動の現象をグローバルな問題として認識し、特定の国や地域、紛争や対立と結びついた「集団」として、難民の人々を理解しているのではないでしょうか。しかし、現実として「難民」と呼ばれる人々の背景や状況は実に多様です。近年では特に、人道支援分野においては「LGBTIQ+」と総称される性的マイノリティの難民の保護が、重要課題として認識されています。本書は、アメリカ合衆国を事例として、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダー、クィアの人々の、庇護申請を含む移動の経験と、かれらをめぐる国境管理と難民受け入れの政策、制度、言説の変遷に注目しました。特に、移民・難民政策の歴史と人権外交のなかで、性的マイノリティの難民の保護がどのように新たな難民問題として規定され、排除と包摂の対象となってきたのか、という問いを軸に、構造的問題とローカルな文脈における人々の経験とを結びつけることを試みています。

受賞者の言葉全文は、リーフレットをご覧ください。


略 歴
神戸大学大学院国際文化学研究科講師。博士(社会学)、修士(社会学、難民・強制移動研究)。国際社会学を専門とし、人の国際移動とジェンダーやセクシュアリティの関わりについて、特に難民・強制移動におけるセクシュアリティの規範という視点から研究。また、UNHCRカイロ(エジプト)、トルコ・ガジアンテップ(トルコ)にて、ジェンダーに基づく暴力の予防や対応、性的マイノリティの難民の保護、支援従事者による性的搾取の問題などを中心として難民支援に携わる。2021年より現職。

主要著書・論文
「難民・避難民の移動と支援におけるジェンダーに基づく暴力」『トラウマティック・ストレス』20号 (2022).「クィアとしての難民とことば」『ことばと社会』16号(2014). 「セクシュアリティとトラウマの動員-米国サンフランシスコ・ベイエリアにおけるメキシコ出身クィア庇護希望者のナラティヴ構築」『年報社会学論集』27号(2014).


お問い合わせ先

一般財団法人 国際開発機構 国際開発研究センター
国際開発研究 大来賞事務局(担当:服部)

Email:okita@fasid.or.jp 
TEL:03-6809-1997   FAX:03-6809-1387

 

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OKITA Memorial Prize for International Development Research

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