HOME事業紹介 > 研修 > 事業マネジメントコース

印刷する事業マネジメントコース

国際開発・協力事業をより効果的・効率的なものとするため、事業関係者はマネジメント能力を高めることが期待されています。本コースでは、理論と演習を織り交ぜながら、開発援助事業の計画、実施、評価をしていく中で有用な手法やツールについて学びます。具体的なテーマは各回で異なります。

財務分析基礎コース 

 有償・無償の資金協力や技術協力など、開発援助プロジェクトの実施においては、事業実施者や関係者の財務状況が、その事業の持続発展性や効率性に大きな影響を与える可能性があります。そのため、効果的な開発援助プロジェクトを実現するためには、事業の計画、実施、評価の各段階において、被援助機関の財務能力の分析とフォローアップが重要となるケースがあります。本コースでは、主に開発援助の実務に携わっている方々を対象とし、財務分析の基本となる理論や指標、分析項目に関しての講義に加え、演習を通じて実際に財務諸表の分析を行うことによって、財務分析の基礎として必要となる知識とスキルを身に付けることを目的とします。
 

費用便益分析入門コース 

 本コースは、事業評価の主要なツールである費用便益分析をテーマとします。費用便益分析は、開発協力事業によって増加した社会厚生・余剰を特定の価格で金銭換算した上で、割引現在価値法によりNPV(Net Present Value:正味現在価値)を算出し、事業の経済効率性を評価する手法です。本コースでは、厚生・余剰の分析方法や、割引現在価値法といった評価方法などについて講義・演習を通じ、費用便益分析の基礎を理解することを目的とします。評価を中心に開発協力事業に携わる実務者の方、特に開発コンサルタントの方々にお勧めします。

SROI入門研修 

 SROI (Social Return on Investment: 社会的投資収益率) は、NPO等の非営利組織の事業がもたらす社会的インパクトを計量的に評価する手法です。ヨーロッパを中心に長い歴史があり、日本でもNPO等のアカウンタビリティ向上に活用されてきました。
近年、社会的投資/インパクト・インベストメントの盛り上がりに伴い、投資のもたらす社会的インパクトを評価するひとつの手法として、SROIが改めて注目されています。本研修では、社会的インパクトの評価に関心のある方を対象に、短期間でSROIの基礎から課題、そして最新の論点まで学べる機会をご提供します。
 

ジェンダー分析コース

 国際協力分野のジェンダー平等に向けた取組みは、既に重要な課題として認識されています。例えばODA事業では、あらゆる分野においてジェンダーの視点は重要であるとし、プロジェクトの事前審査や実施モニタリング、事業評価の項目に取り入れています。一方で、ジェンダーは抽象的で実務に結びつけられない、ジェンダーの視点をどのように活用するのかわからない、といった声が多く聞かれます。 本研修ではジェンダーの視点の実用性に注目し、基本コンセプトからジェンダーの視点に立ったプロジェクト形成のための分析手法までが1日で学べる機会をご提供します。本研修は、毎回テーマを変えてジェンダー分析演習を行っています。2014年度は給水・衛生、2015年度は1回目は農業・農村開発、2回目は防災・減災をテーマにジェンダー分析を実践しました。

グローカル地域おこし研修・勉強会 

 国際協力分野における農村開発や地域振興への取り組みと、日本における生活改善運動や地域再生・地方創生活動には沢山の共通点があります。この研修では、それぞれの分野で蓄積されてきた経験から、共通の視点・アプローチ、学びを知り、グローバル化や人口減少、超高齢化を迎える国内のまち・むらの現状と課題への取り組みについて学びます。また、関係者と一緒に課題を整理して解決策を考える手法や、強みや価値を共有する方法などを体験し、ケースを使いながら各自のかかわり方について考えていきます。